Let There Be Rock
https://youtu.be/3f2g4RMfhS0?si=mDwkB5kibPOCKgif
https://open.spotify.com/intl-ja/track/753KutoAy00apPsplMRetG?si=fa490c36eb1940d0
AC/DC、ずっと同じようなことやってる金太郎飴的なイメージあるけど、聞き返してるとサウンドの変遷結構すごい。ロックの歌詞に神とか地獄とか聖書的なモチーフを入れてくの、メタルとかああいうのではよくあるんだろうけど、AC/DCのそれはかわいらしいというか、頓知が聞いてるし、ロマンがあるのよな。 その音楽性やバンドロゴ、スクールボーイ衣装とか、頭の悪いバンドのように見えて、むっちゃくちゃクレバー。それがAC/DCで、この曲もあちこちにある聖書の引用から、ロックンロールの歌詞の引用からあって、実は結構な教養ないとその味わいがわからないんだけど、サウンドはもうこれは誰だって楽しめる大衆性がある。歌詞は敬愛するチャック・ベリー譲りで実は極めて文学性が高い。 "In the begininng" "let there be light"などはもちろん聖書からの引用。schmaltzは芸術表現などにおける感傷のこと。チャイコフスキーが出てくるのはチャックベリーのRoll Over Beethovenの本歌取り。 seven year itchは「七年目の浮気」という1955年の映画タイトルから(未見)。これは1955年になるまで7年間の我慢という意味とも取れるし、1955年がスタートなので、そこから7年のムズムズ.....という意味にも取れそう。前者だと1942年からということになり、これは太平洋戦争から......という意味か。戦争だったのが今度はそのエネルギーがロックで爆発するというか。ただのロック讃歌に見えて反戦メッセージまでこもってる歌とも考えられる。後者の意味で考えれば1962年。これはビートルズとビーチボーイズがデビューした年。どっちでとってもおもしろい。 「光あれ」の前に「音あれ」なのが泣ける......。2番になるとこれが今度は逆で「光あれ」のあとで「音あれ」になるんだよね。ここでの光は「舞台照明」ってことなんだと思う。
そして「ロックあれ」でアンガス・ヤングのソロに入るのむちゃくちゃかっこいい。ちなみに自分はマルコム・ヤングが大好きです。もうこの人こそがAC/DCだと思ってる。 The music was good とあってこのgoodもここまでくると「良い」ではなく「善い」という意味にも見える。
In the beginning
Back in nineteen-fifty-five
Man didn't know about a rock 'n' roll show
An' all that jive
はじまりは
1955年まで遡る
人はロックンロールショーを知らなかった
スウィングなど知らなかったのだ
The white man had the schmaltz
The black man had the blues
No one knew what they was gonna do
But Tchaikovsky had the news
白人にはシュマルツが
黒人にはブルースが
しかしそれらがどうなるか知る者はなかった
報せを受けたのはチャイコフスキーだった
He said, "Let there be sound"
There was sound
"Let there be light"
There was light
"Let there be drums"
There was drums
"Let there be guitar"
There was guitar
彼は言った 「音あれ」
すると音があった
「光あれ」
すると光があった
「ドラムあれ」
するとドラムがあった
「ギターあれ」
するとギターがあった
Oh, let there be rock
ロックあれ
And it came to pass
That rock 'n' roll was born
And all across the land, every rockin' band
Was blowing up a storm
And the guitar man got famous
The businessmen got rich
そしてその時が来た
ロックンロールの誕生だ
国中のいたるところで ありとあらゆるロックバンドが
嵐をまきおこした
ギタリストは有名になり
ビジネスマンは金持ちになった
And in every bar, there was a superstar
With a seven year itch
There were fifteen-million fingers
Learning how to play
And you could hear the fingers pickin'
And this is what they had to say:
あらゆるバーにはスーパースターが一人いて
「7年目のムズムズ」とともにあった
演奏を学んでいる
1500万本のすべての指が
ピッキングするのが聞こえるだろう
それはみなこう言っているのだ
"Let there be light
Sound
Drums
Guitar"
「光あれ」
「音」
「ドラム」
「ギター」
Oh, let there be rock
ロックあれ
One night, in the club called "The Shaking Hand"
There was a 42 decibel rockin' band
And the music was good, and the music was loud
And the singer turned and he said to the crowd:
ある夜「シェイキングハンド」というクラブで
その音楽はグッドで、その音楽はラウドで
そしてそのシンガーは群衆に振り向くとこう言った
"Let there be rock"
「ロックあれ」